ロードレースの”集団復帰”
朝イチ、バリバリの"スマホ依存症"という現代病に感染している現代っ子の私ですが、朝の日課はロードレース関連の記事に目を通すこと。
ふと興味深い記事を見つけました。
https://cyclist.sanspo.com/501971
今年の秋に行われた、男子世界選手権U23の
失格判定について、フォトグラファーの砂田弓弦さんのご意見です!
詳しくはこの記事を 笑
さて、ロードレースの国際レース、UCIカテゴリーをご縁があり、過去2回走らせてもらいました。
実際、ロードレースはあまりにも"不確定な要素"が絡みに絡まみまくった競技であり、実力だけではなく"運"も相当必要なスポーツです。
前の選手が転倒すれば、自分も転倒するだけ。あまりに理不尽なんです。
日本のレースではあまり見受けられませんが、海外のプロレース、UCIカテゴリーになれば
チームのサポートカーがレースに帯同しています。海外レースのでは落車やパンクなどのイレギュラーなトラブルの場合、チームカーの後ろに付き"ドラフティング走行"で先にいる集団に復帰するのが"暗黙の了解"になっています。
ここはロードレースファンなら周知の事でしょう。
しかし、日本では周回数が多い"サーキットコース"を使ったレースが多く、あまりチームカーは使用されません。
よって実際に日本のファンの方は生で見たことは少ないと思いますし、この復帰する行為自体に馴染みがないと思います。
しかし、僕が出場させていただいた"ツールド 熊野"では普通にありました!笑
ツールド 熊野の2日目は実は完走率が低い難コースであり、トラブルが多発するレースなんです。実際に僕も二回とも落車に巻き込まれました。
1回目は他チームの車の後ろに付かせてもらいましたが、まさかのチームカーの隊列の前で更に大きな落車があり、チームカー自体が停車。
先頭集団との差が更に開いてしまったので、
チームカーは全速力で追いかけって行ってしまったので自分は置いてきぼり‥
2回目は落車に巻き込まれてから、自チームの車の後ろにつきましたが、なんとその真後ろが審判者で 笑 注意されてしまって、仕方なく単独走行に‥ 追いつけるはずもなく。
ちなみにその前のチームカーは日本の有名プロチームでしたが、バリバリ ドラフティングをしてました!笑 それもその日に3回も集団復帰してます。しかし、注意はされず。
そういう忖度も存在しますwww
僕個人の意見としては、ヨーロッパでは当たり前に行われており、イレギュラーなトラブルが発生した場合は致し方ないことだと思っています。
イレギュラーなトラブルで選手が本来の実力を発揮できないのはファンとしてもスポンサー、ビジネス的観点からしても良いことではありません。
何故、今回の世界選手権でこのような判定になったかは疑問です。
ロードレースという文化はそもそもヨーロッパのスポーツ。それを日本人的感覚に当てはめるのはちょっと難しいと思います。
あくまで僕の意見ですが、ロードレースはそれだけ理不尽なアクシデントが起こるスポーツだということです。