本当の強さ

自分はこの4年間、特にここ2シーズンを
JプロツアーやUCIレース(国際レース)の
ツール ド 熊野を走れたことはとても
いい経験になりました

ツール ド 熊野は出走に関しては
プロローグと第1ステージだけでしたが
残りのステージもスタッフとして帯同することができ なかなか出来ない経験をさせてもらました

そこで 本当の強さ とは何だろう?と
しばし 考えさせられました

実際 レースを走って感じたのはテクニックの重要さ、位置どり

やはり ロードレースはテクニックと
頭脳戦のスポーツだと 嫌なほど 刻まれました(>_<)

最近は練習でパワーが何ワットでてるとか すごく話題になりますが
それは練習やレース中の重要な局面でのことであって 普段から集団内での位置取りがきないと いくら パワーがあります!
とか言っても 集団 最後尾でインターバルで苦しんで千切れていくだけ

そこから 踏み直せる選手なんて
うちの谷 選手ぐらいです 笑
彼はマジでバケモノ‥

特に熊野の第1ステージなんて
集団前方にいないと 細い道からのホームストレートで1列棒状になって
そこからさらにコーナーが連続して
もはや 全力スプリントを5,6回は繰り返している状況になってしまいます

これはこういうレースを体験しないと
わからないけど

多分 最後尾は先頭と変わらないか
それ以上のパワーを出してます 笑

レース中 タイミングをみて どの場面で
前に上がるべき とか見分ける力
分析する力も強さのひとつですよね

特にスプリンターは位置取りの天才です
逆にクライマーはフィジカル勝負が多くて 下りや位置取りは苦手としてる選手が多いです

パオロ ベッティー二って 選手はご存知ですか??すごく有名な選手です

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世界選手権 2回連続制覇
アテネ オリンピック 金メダル
リエージュ バストーニュ 優勝
ジロ デ ロンバルディア 優勝などなど

数々の栄光を手にしてきた人物ですが
彼、脚質はスプリンター!
身長は168センチ 58キロと小柄

ジロ、ツール、ブエルタでもステージ優勝経験ありで クライマー向けのロンバルディアさえも勝っています

彼は小柄な体格いかした 位置取り
下りのテクニックにも優れ
戦術眼も並外れたモノをもっています

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すべてが完璧なんですね
本当の強さ 体格なんて言い訳と言わんばかりに強い

ロードレースはフィジカルだけのスポーツではありません
立派なチーム戦で戦う 頭脳戦が繰り広げられるスポーツだと思います

それを知れただけでも よかったし
素晴らしい経験の一つになりました(^^)