いろんな世界を見てみたかった、それだけ

僕は多くの県に住み、海外では外人とも交流できて、自転車のプロ選手から普通の世界では学ぶことのできない"哲学、プロ意識"を学び、行く先々で職も全く違うジャンルから転職した。

 

これは今、現在進行形で活きているのか?

 

それは"YES"であり、"NO"だ。

 

僕自身、この経験のお陰でメンデル的に自分を守る術を見つけたとは思っている。また、価値観を時代の流れや風習に合わせて、柔軟に対応できるのもこの旅した経験のお陰だ。

 

しかし、"NO"の部分は

決して新しいもの、よそもの、他者の文化を理解しない地域や人が多く住む地域では活きない訳だ。それは無理な話なのだ。別に自分が住んでいない、別な地域の価値観などどうでもいいし、知るメリットもないのだ。

 

賢い人からみれば僕の人生は"非効率"かつ"無駄極まりない"人生に見えるだろう。

別に地元を離れる必要のない、黙って仕事をしていればいい。ましてやスポーツ選手なんて、なれっこない職業を目指す愚かな人種、人生と。

 

しかし、僕はいろんな世界を見てみたかった。

 

ただ、それだけだ。多くを知りたかった。

好奇心が強過ぎたのだ。新しい時代に果たして何が必要なのか?僕らの地域はどれほど中央から遅れているのか?現状を知りたかっただけ。

 

僕は最近、職場で言われる

 

"あなたより長生きしてる、人生経験長いから"

 

もし、その経験が毎日、ぼーっと過ごして、何も考えず過ごした日々だったら?

それは時間が長くとも、浅い経験ではないだろうか?

 

 

日々考え、行動し続けた人間が生きた"密度濃い時間"に劣るのではないだろうか?

 

僕はそんな生き方をしたくなかった。

 

無駄な人生なら、それでも構わない。

 

僕はいつ死んでも後悔ない人生を送りたい。

 

ただ、それだけだ。